SOUND CREATE EYES
2007年08月31日(金)

エコライフ


都会に生活すると、夜の真の闇の世界を全くといっていいほど体験できません。でも都会を離れ、ひとたび自然のなかに入って行くと、この真の闇の世界、静寂の世界に身を置くことができます。
忘れかけていた動物としての、本来人間の持つ第六感的な感覚が、研ぎ澄まされる気がしてきて不思議です。
自然からパワーを貰うからでしょうか。
そんな自然の中にどっぷり浸かりに今年の夏も山に登ってきました。

山行きには山小屋を利用する行程はかかせません。
山小屋を利用して思うことは環境やエネルギーといった現代の問題を考えさせられることです。
よく考えてみると文明開化以前、遠い江戸という時代はエネルギーは太陽と人力だけ、現代の化石燃料にたよる文明とはほど遠いところにありました。
そのため、今のような環境問題もなく、普通に生活していればリサイクルということは考えない時代、最初からないのですから考える必要がないということなのです。
今日の日本人の生活は、石油換算で1日1人約12ℓの消費で成り立っているという驚くべきデーターがあり、それに相当する二酸化炭素やゴミを捨てていることになります。
江戸の時代に戻れるわけではないけれど、進歩や便利の裏にはエネルギーを使い過ぎている生活習慣があることに気がつき、知らないといけないと思うのです。
音のため? 自宅のオーディオ、アンプの電源入れっぱなしだけど切ってみようかな。
(写真:黒百合ヒュッテ上より天狗岳展望)
花木
2007年08月30日(木)

絶対的主観


皆さんこんにちは。慣れというのは怖いもので、8月中旬の35度オーバーの気温の中でしばらく生活していると30度程度の暑さが何でもなくなって、「こんなもの暑いうちに入らない」などと感じてしまいます。今夏は本当に暑い夏でしたね。
最近は秋雨前線の影響で漸く落ちついていますが、そうこうしている内にすぐ寒くなってしまうような気がしています。夏が暑い年は、「冬も寒くなる」こんな傾向があることを小耳に挟んだことがありますから。

さて、最近クラシック音楽を好んで聴くようになったのですが、色々聴いているとだんだん曲と曲名が一致するようになります。以前雑誌『男の隠れ家』で大人のためのクラシックと銘打って特集が組まれていましたが、昨日ふとした拍子に少し読み返してみたら、そこに掲載されている内容がすごく頭に入ってくるのを感じ、また紹介されているアルバムのコメントを読むと、「これ聴いて見たい」と思うようになっている自分に気づきました。ことクラシック音楽については、私の中で良い循環が生じているようです。

その中に、作曲家の三枝成彰氏が、気分別で楽しむ私の愛聴曲というコーナーの中で「死を迎える前に」聴きたい楽曲としてバッハの「マタイ受難曲」を上げてコメントしているのですが、その内容がすごく主観的かつ独善的(?)で面白かったのでご紹介を。



「これはもう文句のつけようのない“人類の遺産”です。僕を含め、多くの作曲家達が、好きな曲のリストに必ずノミネートする曲ですね。この曲に匹敵するのは、リヒャルト・ワーグナーの「トリスタンとイゾルテ」でしょう。この二つの大作が、西洋音楽界の東西横綱に間違いなしでしょう。」


なんとも強い断定ですよね。私はかなり好きですが。この二つ非常に聴きたくなりました。
(岬)
2007年08月29日(水)

叙事詩と抒情詩



 古代ギリシャの音楽のはじめの音楽として、ホメロスの二大叙事詩があります。《トロイの戦争について(イーリアス)と、トロイの戦争の後のギリシャについて(オデュッセイ)です。》

 これは、どちらかというと詩が優先されており、常に歌手が食事の後に語られたものです。
 ここで面白いのが、なんとこのホメロスの叙事詩。とっても話が長く、一晩で読みきれず必ず何日かに分けて語ったそうです。抜擢された歌手は、大変です。まず基本は暗記してましたし、そのときの流行などを即興的にその中に加えたりしてたみたいです。この当時の歌手はどちらかというと声がよいの他に話し上手でなければならないんです。つまりこのときの歌手はどちらかというと落語家みたいなものかもしれません。やはり上手な歌手は、いろんな手振りをしてたみたいです。

それからスパルタが音楽の中心地になったころ、音楽が国家の保護を受けるようになります。

初めての標題音楽とされる「アポロンと竜との戦い」はデルフォイのピュティア祭で優勝しました。この出来事は音楽が国家に認められましたことにつながります。

私はこの「アポロンと竜との戦い」を大学の講義で見ました。この作品を言葉で表すなら・・・・これは・・・劇です!おとぎ話のようで歌で語り、ときには合唱なんかも入ります。それに竜が暴れるシーンがあり、かなり派手な演出でした。まるで凝った小学校の演芸会のようでした。

それがきっかけで、音楽は市民生活の中に入るようになります。この傾向は音楽に劇的変化をもたらしました。今まではどちらかというと伝説、物語だった音楽が、個人としての立場や心情を明確に歌いあげる抒情詩が盛んになります。そして自分の心情を表す音楽のレベルは一気に高まり、おちゃらけた音楽(言いすぎ!?)が芸術へと変わっていきました。

私はここからが本当の音楽芸術がスタートにしたと考えています。
(黒川)
2007年08月27日(月)

リラックス


皆さんはお休みの前の晩はどのように過ごされていますか?
休みの前の晩は何だか気持ちに余裕ができて気の知れた仲間と飲みに行ったり、日頃録画しておいたTVを見たり、読書や音楽を聴いたり、普段とは少し違った過ごされ方をされる方も多いかと思います。

私も以前はそんな過ごし方をしていたのですが、最近は“癒し”に時間を使うことが多くなりました。(歳のせいですか、少し自分の体が気がかりで…)
普段だと、帰宅したらあれをしてこれをして、なるべく次の日のことを考えて早く寝なくては!!と思ってしまい、ゆっくりとした時間を過ごせずにいる私。なので、休みの前の晩は次の日のことを考えずゆっくりと時間を楽しめる唯一の日のです。

そんな私が休日の前の晩に最近ハマッてしているのが“呼吸法”です。
部屋を真っ暗にしてアロマなどを焚いてベッドに横になり腹式呼吸をするだけのものなのですが、これが結構すごいんです。

普段の生活の中で、自分で意識しながら呼吸をされている方はほとんどいないかと思います。なので、深く呼吸をすることはなかなか出来ない!!
でも、森林浴など空気のおいしい所に行くと人は自然と深呼吸したりしませんか?そして大きく息を吐いたあと全身の力が抜けてリラックスした気分になる。原理としては同じ感じなのです。
生活している中で意識的に体に力を入れているわけではないので、そんなに体に力が入っているようには思えないのですが、意識して腹式呼吸することによって、体に入っていた力が自然とうまく抜けるのです。
そんな“呼吸法”を自分の好きなことを考えながらゆっくり1〜2時間。

東京に来てすごく時間の流れを早く感じるようになって、毎日があわだだしく過ぎていく中で、こんなゆっくりとした時間を過ごすこともまた贅沢な気分で癒される一つなのかもしれません。

**ニシ**
2007年08月26日(日)

ハンニバル ライジング


ハンニバルライジング見ました。

元々、トマス ハリスが好きで、著書は少ないですが、“ブラックサンデー”からずっと読んでいて、“レッドドラゴン”は楽しめました。
映画のハンニバルシリーズは、“刑事グラハム”がずっと印象に残っています。(マイケル マンも好きなのです。)

最近、ルーツをテーマにした映画(〜ビギニング)が増えている気がします。このハンニバルライジングもまさに、ハンニバル レクター博士の幼少期から、いかにして現在のレクターになっていったのかを描いた物語です。

フィクション物の異常犯罪キャラクターの中でハンニバルは、人気の高い人物だと思いますし、ハンニバルを知っている方はなぜカニバリズムへと傾倒していったかは興味があるところです。

ハンニバルライジングは原作者トマス ハリスが脚本を手がけたこともあり、世間の酷評を尻目に、かなり期待して見たのですが、結構楽しめました。

前4作に比べ映像的にも美しいシーンが多く、良かったと思いますし、フツーの子供だったレクター少年からの変貌は、そのままアンソニーホプキンズにつながらないものの、主演のギャスパー・ウリエルのサイコな感じがよかったです。

トマス ハリスの次回作。楽しみです。

フジイ


2007年08月25日(土)

ワクワク!!


最近“ワクワク”したことはありますか?
何故か、年を重ねるごとにものごとへの感動が薄くなっているように感じているのですが皆様はいかがでしょうか?

つい先日、腰を痛めてしまい(泣)一日ベットで横になっていたのですがあまりにも暇なので普段見ないテレビをボーっと見ていました。
すると、某番組で“トリックアート”を特集していたのですが、久々にテレビに釘付けに!!

言葉にするには難しい、でもこの気持ちを何とか伝えたい!!
そんなフェリチェ・ヴァリーニさんによる「空中絵画」と呼ばれる作品なのですが、人間の目の錯覚を利用したもので、ある地点から見ると空中に線や模様が浮かび上がって見えるんです。
建物に一本一本手作業でカッティングシートを貼って作品を仕上げていくのですが、結構複雑。(ネットで「フェリチェ・ヴァリーニ」で検索すると彼の作品がご覧いただけます。興味ある方は是非!!面白いです。)
でも“私も作りたい”と何だか久しぶりにワクワク!!

少し子供心を思い出した私でしたが、しかしながら腰痛のため動けず歳も感じてしまう複雑な一日でした(泣)

何だかんだ“火”が付いてしまったので、近々作品を作って披露したいと思います。乞うご期待!!

**ニシ**
2007年08月19日(日)

流行


私はファッション業界に身を置いたことがないので、素人目の話になりますが、ここ数年のファッション業界は混沌としているように見えます。
10数年前、誌面を追ってため息をついていた頃は、「今年のカラーはグレー」とか、「紺ブレ」「サブリナパンツ」(オードリー・ヘップバーンが「麗しのサブリナ」の劇中で身に着けていた細身の7部丈くらいのパンツ)など、がそれぞれの年の流行があったように思いますが、昨今の流行は「マルチカラー」「ミックススタイル」など命名しているようないないような、言ってしまえばなんでもあり。
ヒット商品が出にくいように見えて、また、ネタ切れ感もあり、何だか大変そうだなと思ってしまう今日この頃です。

先日は、街を歩いていたらLOUIS VUITTONのウィンドウにムートンのコートがディスプレイされていました。猛暑の中、「やめて・・・」と気分が悪くなる始末。
デパートやお店でもシーズンの入れ替えが激しく、季節がどんどん先走るので見ているほうが疲れてしまいます。
年を重ねたからか、職種が変わったからか、はたまたファッション界がいきすぎてしまっているのか、シンプルなものや、昔ながらのものがよいように感じられます。

一たび、オーディオへ目を向けてみると、どうなのでしょう?
昔からの流れを知らない私には、JBL+マッキン黄金時代や、ロジャースLS3/5A、スペンドールが売れに売れた時代など漠然としか分かりません。
昨今は、オーディオを始めようという人が以前より増えているのか、一般誌でもオーディオの特集を組んだり、専門誌でも小型システムなどを取り上げる機会が増えたように感じますが、それは私の思い過ごしかしら?(もしくは、わかりやすいところばかり読んでいるせいかもしれません)

流行の行方を知る方法は身近にあると、いつも思います。
ファッションでは、長年ファッション誌を見続けて、好きなものは何とか試行錯誤したことからか、「そろそろこういうのが着たい」と探していると、次の年に流行になっていたりして驚きますが、多分皆同じ様なことを感じているからなんだろうと考えます。
ファッションのように早い流れは困りますが、オーディオでもなんとなくあるのではないかしら?
お客様の「こういうものが聴きたい」「こういうものが欲しい」というふと漏らした言葉をヒントに、常に新しい提案が出来るようになりたいと夢想します。
ただ、一口に「新しさ」といっても「前衛的」が常に新しいばかりではありません。
ある人が「歴史の中に新しさがある」と言いましたが、古いもののアレンジが面白かったり、ファッショナブルな部屋の中にJBLの古いスピーカーがあったりするのも素敵です。
畳の部屋にAnthony GalloのReference?とか!

11月に店が秋葉原から銀座へ移ることになりました。
銀座という街は、歴史の上に築かれた新しさがあり、新しさの中に伝統を見出せる、どちらも持った街だと思います。
その街で、やれるだけやってみたい私たちです。
秋葉原の今の店と、ここで出会った皆様に心から感謝して・・・
追伸 明日から24日まで夏季休暇を頂きます。
25日にまたお目にかかりましょう!
(竹田)
2007年08月18日(土)

愛着


今日は最近の猛暑から比べると、涼しい一日となりましたね。
ご来店されるお客様に挨拶代わりになっていた「今日も本当に暑いですね」という言葉が
「今日は涼しいですね」という言葉に変わっておりました。

話は変わりまして、靴ネタです。
この、ブログで3回目の登場です。

今日はコンビのローファー。
とある方の紹介で手に入れたこの靴。
濃紺をベースにエンジのライン。スマートな形と軽さに一目惚れ。
奇麗な形を保てるようにと、ぴったりサイズを選びました。
履いた感触はラインが奇麗だけど少しきついかな、と思いつつも、奇麗な形を保てるならば、このタイプの革なら履いているうちに伸びていくだろう、と思い悩んだ末にぴったりサイズを選びました。

しかし・・・
いざ履いてみると、一時間もしないうちに足が痛くて痛くてたまらなくなりました。
でも、ここは我慢。
この奇麗な形を保つには、このサイズがいいに決まってると自分を言い聞かせ、我慢を繰り返しました。
時には足がむくみ、履けないくらいに痛くなり、靴を脱いで、人ごみの中でアスファルトの上を、素足で歩いたこともありました。
何度、靴ずれを起こしたかわかりません。
バンソウコウを欠かさずに持ち歩く日が続きました。
自分に合った、奇麗な形の靴になれ、と祈りながら。

その甲斐あって。
今では奇麗な形をしっかりと保ちながら、私の足の形通りの靴になりました。
時には履けないくらいの思をしたのが嘘のように、この靴で100mを走ったら一番早く走れるくらい、軽く、自分に合った、そして奇麗な靴になりました。
いつの日からか、足も痛くなくなったときには、嬉しい思いの中に、何故か少しさみしい気分にもなりました。
(今日の天気のように暑い日が続いて、少し涼しくなると、夏が終わってしまったかのように・・・)


辛い思いもしましたが、本当に愛着がある靴です。
勿論、毎回、履く前には奇麗に磨きます。
痛くて我慢に我慢を重ねた日々を思い出しながら。
(三浦)
2007年08月17日(金)

変わり目


うだるような暑さも一段落!?といったところですが、東京の夏はまだまだ終わらないと感じるのは僕だけでしょうか?

進学のため初めて東京に出てきて感じた夏というか一年を通して感じたのが東京には春と秋が無いということです。

こんなに暑い毎日を生活を送るなかでも街のデパートのディスプレイには季節に先駆けての秋物が所狭しとならんでいますが、ハッキリ言ってあまり買う機会もなければ着る機会もなくウィンドウショッピングすら満喫できない状態です。

東京に暮らす田舎者の僕にとっては東京は十月までは夏。そこからは冬といった具合なワケで…

都会の人は秋や春に気を使わなければならないのかと思っていた時期もありました。

例年、僕の地元は八月のお盆を過ぎたら夏はもう終わり九月に入ればすっかり秋の準備に入り生活の仕方も変わっていきます。早ければ十月の終わりには雪が降ることも。そこから三月の終わりまでは長い冬の時間が続き雪解けを待つことになります。

だからその分夏が短いので夏が来ると思うだけでドキがムネムネで失神しそうです。そうかと思うと冬が来ると思うだけでこれまたドキがムネムネで失神しそうなわけです。まぁ結局のところ季節の変わり目をむかえる度に失神しそうなおめでたい性格なわけです。

少なくとも今まで四回味わえていた感覚がこちらではたったの二回。

感覚的な問題ですがとても損をした気分です。

こちらに来た時からずっと感じているノスタルジックな気持ち。
意外にこんなところに理由があったりするのかもしれません(笑)

東野
2007年08月16日(木)

ディマグネタイザー


オーディオ製品には、付属しているとほんとに便利なものと、様々な機能がついてここまで多機能なものは必要ないのではと敬遠したくなるものもあります。
先日の行われた小原先生のアナログイベント、この日に使用したAESTHETIK(エステティックス)のフォノイコライザーRhea (リーア)には使って納得、便利な機能が満載の製品の一つです。

一つは入力3系統装備、この各入力にゲインと負荷抵抗が単独できすべてメモリー可能なことです。
これによりプレーヤーを複数使用でもフォノイコは1台でそれぞれのカートリッジに最適な値で設定できます。
二つめはちょっと珍しい機能ですが、ピックアップ系の有害な磁気を自動的に除去するディマグネタイザー(消磁)機能が装備されていることです。
消磁といえば昔はテープデッキのヘッド部分を消磁するアクセサリーはありましたが、これにはカートリッジからそれに続くフォノケーブルまで消磁するのですから大したものです。
細かい調整で微妙に変化するアナログの再生において盤面の静電気を除去するだけでも再生音に変化がでる世界だけに、カートリッジも使用するたびに少しづつですが、確実に磁気を帯び再生音を劣化してゆきます。

こんな厄介な帯磁も操作はスイッチ一つ、30秒ほどで完了です。

効果のほどはいままでちょっと濁った再生音だったものが、くもりが取れ見通しがよくなりSNも抜群に向上します。
レコードをかけかえるちょっとした時間にできてしまうこんな便利な機能なら大歓迎です。
同メーカーから同機能の単体のディマグネタイザーもでていますので一度試してみようかと思っています。
(花木)
2007年08月15日(水)

アレンジ


皆様今晩は。そういえば近頃は新しいメンバーも加わり、これまでより
ブログに掲載する回数も減ったのでなんだか久しぶりのような気がします。

ところで最近の暑さと言えばなんともいえないですね。昨年の夏は仙台で
過ごしていたので、今年とのギャップが激しすぎるというか。
私は、感想肌なので、夏と冬でどちらが好きか聞かれた場合には、
迷わず夏と答えるようにしてきたのですが、年をとるにつれて、暑さに
弱くなっていく自分を近年つくづく感じています。

さて、今回のテーマは「アレンジ」。音楽的な意味合いで使用すると
「arrangement」編曲となりますが、最近ちょっと好きなのが、CLASSIC
の有名曲をJAZZ風にアレンジしたもの。

これは、CLASSICも覚えたいし、JAZZのスイング感も味わいたいし、
という思いから、一挙両得というせこい考えが実現した私にとって
なんとも有難い音楽です。

お気に入りはオイゲン・キケロ・トリオの『スウィンギング・チャイコフ
スキー』。「白鳥の湖」をメインにアレンジしているアルバムですが、
オイゲン・キケロのアレンジと軽やかなピアノが奏でる主旋律はペーター・
ウィッテのちょっとベタなウォーキン・ベースとあいまって、JAZZ
として非常に分かり安いところまで昇華されていると思います。

これなら聴いたことのあるなじみ深いメロディーですし、JAZZの
スイング感も大いに味わえる、そんなアルバムですので、興味のある方
は一度聴いて見てください。

他に最近だと、ファジル・サイが「トルコ行進曲」をJAZZアレンジ
した曲が話題になっていましたし、モーツァルトの曲をアレンジした
アーロン・ディール・トリオの『モーツァルト・ジャズ』というアルバム
もなかなかいいです。特に交響曲40番第一楽章とか、アイネ・クライネ・
ナハトムジーク第一楽章とか・・・。

これはこれで立派な音楽ジャンルとして成立するのではないでしょうか?
皆さん、何かよいアルバムあれば是非教えてくださいね!!

(岬)


2007年08月13日(月)

ムージケー概念


 今回は、音楽の語源についてお話したいと思います。

音楽=ミュージック(英)ムジーク(独)ミュジック(仏)ムージカー(伊)
 
 これらの語源となったのがギリシャ語のムージケー概念です。私たちが普段音楽と使う言葉。つまり「音を楽しむ」っという意味ですが、音楽のもともとの意味は詩と舞踊と音楽を包括的にひっくるめたものがムージケー(音楽)だったみたいです。つまりワーグナーが後に打ち出した総合芸術に近いものがあります。
 
 そのムージケー概念にのっとったものとしてピンダロス(紀元前6世紀〜紀元前5世紀)の書いた競技勝利歌があります。これはどちらかというと詩が重視され音楽と舞踊は副次的要素でしかなかったんです。それが音楽の語源なんです。それから紀元前5世紀〜紀元前4世紀に詩の要素が段々副次的になりその後ますます詩と舞踊の要素が抜けていき音楽だけが独立するようになります。
 
 こうなってくると、もしかしたら今普通に使う音の芸術の音楽が下手をしたら「詩」という意味になっていたかもしれません。(元々は詩が主役)それに詩と舞踊が抜けおちた時になぜ新しく言葉を作らなかったのか。そしてなぜムージケーが今なお使われ続けるのか、とても不思議不思議でなりません。
 
 そしてもうひとつ言いたいのは「日本人は素晴らしい」ということ。英語のMUSICはこのギリシャ語からきましたが、日本人はMUSICを音を楽しむとと書いて「音楽」と訳しました。たぶんこんな素敵に訳した国ってないと思います。こんなことだけでも日本人でよかったーっとおもいます。
 
しかし、音楽の語源のムージケー概念。いろんな意味で不思議だと思いませんか。
              (黒川)
2007年08月12日(日)

再開


一部機材を店頭で使用していたこともあり、しばらくお休みの状態だった自宅のオーディオを再開。

アナログの調整は、始めるときりがないので”聴くだけ”と決めて久しぶりに針を降ろす。
ここのところの猛暑は、オーディオ部屋の室温を異様なほどに上げていて、しばらくはクーラーも焼け石に水の状態。
音の方も、こもってしまって”樽の中”で聴いているようなボケボケサウンド。

ある程度は予想していたものの、これでは聴いていてつまらない。
お店での朝の調整と同じように、クーラーでしばらく室温を下げ、アース線や電源コンセントの抜き挿し放電、ガタ取り、水平調整・・
結局、調整をはじめてしまった意志の弱さ。

やっとすっきりと見渡せる音になると、俄然ロックがグルーヴし始めました。
"AXIS:BOLD AS LOVE"Jimi Hendrix は、決して高音質録音ではないのですが、ファーストアルバムとは趣を変え、歪みまくるギターではなくクリーンでシャープなイメージ。スタジオ録音作品であることを前面にしています。

ハイライトの Little Wing で再度アーム調整。
インサイドフォースキャンセラーをグリグリまわして、またもとの数値に戻す動きが効果てきめん。しっかり音が立って音像定位が決まります。
フェンダー・ストラトキャスター(ギター)が鳴くんです。

エレクトリックギターでもアコースティック楽器と同じように、使用している木材の響きで音が決まります。
ストラトキャスターは、主にアッシュやアルダーがボディーに使用され、ネックにはメイプル材が使用されます。立ち上がりの早いキレのある音。
ちなみに、ギブソンのレスポールはボディーがメイプルとマホガニーの二重構造になっており、ストラトキャスターとは全く違う音がすることが容易に想像できますね。こちらは甘い官能てきな音色。

この時代のアナログを聴いていると、”またギターが欲しくなってきた”そんなことを考えながら夜が更けていきます。


(金野)
2007年08月11日(土)

5=「運命」


「ジャジャジャジャ〜〜ン♪」

でお馴染みの(??)ベートーベンの交響曲第5番を《運命》の通称で呼ぶのは日本だけらしいですが、今回はベートーベンの運命ではなくただ単に「運命」について考えてみました。

というのも、ある本で「世の中に偶然はなくすべては必然である」との教えが・・・。

それを読んだら「運命」って何??と、どうでもいいことを考え込む悪い癖がでてしまいましたので徹底的追及です。

私論の前提から語りだすと2泊3日の国内旅行に行けるだけの時間を費やしてしまうのでここは省略させていただくことにします。

あ〜だこ〜だ・・・・・・要するに「運命」はあるのです!!との薄い見解に至ります。

なぜなら、通勤時にちょっと気分を変えていつもと反対の歩道を歩いてみるとそこには蝉の死骸が・・・(お食事中の方すいません) 

「あ〜いつもと違うことをしたからだ〜」と独り言を言いながらよけるため横によけたところ、避けようとした先には弱ったミミズが・・・。

「危ない!」

と、アスリートばりの反射神経でミミズを回避に成功!!

一件落着・・・・・・・・・。


と、思いきや道路の段差のちょうど角に足がかかり足首をかなりの勢いでひねる結果になりました。 骨折しなかったのが不思議なくらいの勢いでした!

と、そんな事を伝えたいのではなくあのタイミングでなぜいつもの出勤コースをとらなかったかで僕の「運命」はすでに決まっていたのだと思います。

そういう意味で「運命」をとらえると蝉の死骸にあう事や弱ったミミズを踏みそうになりながらも避けたばかりに足首をひねるという一連の流れもすべて「運命」

そしてこのブログを書くことになったことも運命。

すべてが関係なさそうに見えて、すべて運命でつながっているのかも・・・。

そもそも運命って何?・・・。

とドツボにはまってしまいますのでこの辺でお開きに。



ベートーベン「運命」おそろしや・・・・。


      東野

2007年08月10日(金)

「お久しぶりの感触」


今回の「LP12イベント」で使用するフォノイコライザーを、輸入元のゼファンさんから拝借中。

イベントは、3台のLP12を用意して、アップグレードのビフォー・アフター比較。話題の”KEELあり・なし”や”EKOS vs EKOS SE”など、時間をおかずに比較試聴します。
AESTHETIX(エステティックス)のフォノイコライザーRheaは、3入力を装備しており、打って付けなのです。
真空管のフォノステージながら、マイクロチップによるインピーダンス・ゲイン・位相切換の調整が、それぞれの入力ごとに設定できる優れ物です。
(しかも、リモコンで)

アナログらしいしなやかさと、静けさ、コシとキレのある表現は、LP12とのマッチングの良さを感じさせます。

この感触はどこかで聴き覚えが・・・

資料を見ると、「元Theta Dgitalのエンジニア」が中心人物。
どうりで、少し懐かしい感じがしたわけです。

以前自宅で愛用していた、Theta Digital のGeneration V という DAコンバーターの音を思い出していたのです。

フォノイコライザーとDAコンバーター、共通するのはアナログオーディオ回路部分だけでしょうか、メーカーやデバイスが変わっても作る人の”サウンドポリシー”が貫かれていることが良くわかり、一人で納得しているのでした。

明日は、興味深いLP12同士の比較試聴ですが、是非フォノイコライザーにもご注目を。イベント後も少し店頭でデモンストレーションしております。

(金野)
2007年08月09日(木)

AKURATE CD


皆様、もうお聴きになられましたか?LINNの新製品。
私は今日個人的に個人的な感想を述べたいと思います。
宜しくお願いします。

リリースのニュースを耳にしたときは、「おぉ!」と思いました。
次に、UNIDISKから映像回路を抜いたものと聴いて「えっ?」と不安がよぎりました。
そして、更にその容貌をみて「なにこれ」と、不信感を抱きました。
どこをどう見てもUNIDISKなんですもの。あまりにも安直過ぎる製品で、私には「勧める理由がない」とさえ思いました。

さて、しかし一たび音を聴いてみると、上のことが全てふっとんでしまいました。

私は昨年恋に落ちたAKURATE212と、ここ1ヶ月ほど奮闘いたしておりました
絶対すごいということを知っているのに、中々素顔を見せてくれないからです。
もっと出るはずなのに低域がうまく出なかったり、うるさくなってしまったり。

プレーヤーはもう十分凄さを知ってしまったAKURATE CDでのセッティング。

AKURATE212はスパイクの精度が高く、ガタ取りが難しく、ただでさえ細かい作業の苦手な私は、「これ少し曲がっています」「これ水平取れていないです」とか男性スタッフにお願いして、スルーっと避けて通ってきた道でした。
しかし、愛するものはやはり自分で手がけたい。また、自分で好き勝手やってみたい。というところからガタとりに挑戦。
左右のスピーカーの高さを合わせつつ、水平をとりつつ、ガタを取るのは結構至難の業で、時間がかかるかかる。また、試聴室のじゅうたんの毛足が長いため、出来た!と思って、1,2時間して聴いてみると、なぜかスピーカーのあたまが下を向いている。
スパイクがしっかりささっていないということなんですね。
ある程度長めにさすことにして、やり直して、高さOK水平OKがたOK!と聴いてみると、左右で音のスピードが合っていなくて、スピーカーを片方前に出さなきゃ・・・、また水平から何からやり直し・・・何度ため息をついたことか。
しかし、苦労はいつか報われる。至福のときは用意されていました。

環境が整い、リファレンス用ソフトのチェック項目を通過し、ドキドキが高まります。
聴いている先から音楽の感動の波がやってきます。
胸の高鳴るのを抑えながら、冷静になろうと努めながら、最後のソフトを入れました。
「ワルツ フォー デビー」。
その音楽は、確かにF様のお宅のCD12で聴いた音の系譜でした。
やっぱり!!!このスピーカー!!!
そして、奏でられたその音楽にAKURATE CDが大きな要因を持っていること、212はまだまだ力を秘めたスピーカーであること。の2つを思いました。

音にならない音、演奏された時の漂う空気を感じるのは、それだけ情報量が多いということ。また、情報量のみならず、音の厚みや質感が素晴らしいです。説明しようとすると、オーディオ的になってしまうのが何だか嫌です。

しかしながら、書きながら驚いたのですが、AKURATE CDはCD12に比べて圧倒的に情報量が多いと思うのですが、CD12で聴く音楽とAKURATE CDのSACDレイヤーで聴くものが、違うけれど同じところがあると感じたのですね。
CD12のほうが情報量が少ないはずなのに、その「情報量」を埋めているところって、LINNの音楽性なんだと思いますが、その音が、本来の「情報」を持っているAKURATEのSACDに近いというのは、LINNの「音楽性」ってものすごく「本物」に近いのでは?
と思ってしまいました。そういうことをしてきたLINNで凄いな、と。

今日は書いているうちに何が何だかわからなくなってしまいましたが、始めに書いたことを最後にフォローしようと思っていてし忘れました。スミマセン。いつも好き勝手書いて。

あたまに書いた「映像回路をぬいただけ」というのは、私の安直過ぎる考えで、それはエンジンを作っているLINNだから出来たこと。というのと、見た目に何も変わらないのは・・・それはフォローできません!
(竹田)
2007年08月08日(水)

HOVER CRAFT


昨日、九州のお客様のお宅へご納品に行ってまいりました。
お伺いしたのは、大分県佐伯市。県南西部に位置する海沿いの、魚のおいしい町です。

かなり熱いだろうと覚悟して行ったのですが、東京の蒸し暑さの方が一枚上手でした。やはり田舎の方が、風が涼しくて気持ちのいい一日でした。

10年前からお付き合いのあるお客様で、縁があって今回サブウーファーのご納品となりました。
せっかくお伺いしたので、お持ちしたAKURATE CDを聴いていただきました。
サイズミックが導入され、なめらかさとスケールが出たシステムでは、AKURATE CDのエレガントで緻密、深みのある再生力が如実に出て、しばらく頭を抱えてしまったお客様でしたが、結局ご注文を頂戴いたしました。
H先生ご注文ありがとうございました。


話は変わって、私の実家も大分なのですが、飛行機で帰ると必ず乗る乗り物がHOVER CRAFT(ホバークラフト)大分ではホーバークラフト、通称ホーバーで大分県民に親しまれています。
なぜ、大分市内→大分空港がホーバーなのかは詳しく知りませんが、車で一時間以上かかる距離がホーバーだと25分。
すさまじい振動の乗り心地と音は決して心地よい物では有りませんが、この移動時間は魅力です。
空港に着くまでの陸路でのスーパードリフト走行も初めて乗られた方は、びっくりされると思います。

大分に行く機会があれば、是非お試しになられてはいかがですか?

フジイ
2007年08月06日(月)

ハギスと詩神と忘れられないモノ


ロバート=バーンズといえば、スコットランドの国民的詩人。
日本でもお馴染みで、誰でも口ずさめるAuld Lang Syne(蛍の光)やComin Thro The Rye(故郷の空)などがあります。

37歳という若さで他界した、国民的詩人ロバート=バーンズを偲び、彼の誕生日の1月25日にバーンズ・ナイト/バーンズ・サパーとしてお祝いをするそうです。
この、バーンズ・ナイトに欠かせないのが、スコットランドの伝統的な料理のハギスです。
ハギス(羊の腸の中に、ミンチにしたレバー類、丸麦、玉ねぎ、香辛料などを詰めて蒸したもの、癖はありますが、一度食べたら不思議とまた口にしたくなるのです)を食べながら、モルトウイスキーを飲み、バーンズの「Address To a Haggis」(ハギスに捧げる詩)を
朗読するそうです。

こんなことを書いていたら、ハギスとマッシュポテトが急に食べたくなってきましたが、スコットランドで食べたもので忘れられなく、また、どうしても食べたいものがあります。

ひとつは、スコットランドの伝統的な朝食のブラック・プディング。
豚の血が主原料のソーセージです。
焼くと色が漆黒になり味にもやや癖があるのですが、この、ブラック・プディングもハギスと同様、また、口にしたくなる一品です。

そして、もうひとつ。
今度はシンプルに、ムール貝のクリームソース蒸し。
スコットランドに行った際、グラスゴーの中心部のシーフードレストランで食べた、このムール貝とクリームソースの味が、今でも忘れられずにいます。
プリプリの大粒のムール貝の食感と、こってりしつつもまろやかなクリームソースが絡み合い、絶妙なバランスな味でした(本当に美味しいです)。
また、このソースに少し硬めのフランスパンを浸して食べるのも美味。
このレストランで教えてもらったのが、ムール貝の食べ方。
ムール貝の殻をハサミ(ピンセットのように使い)にして身を摘み食べる、ちょっと粋な食べ方です。

ロバート=バーンズという国民的詩人を忘れないため、彼の好きだった伝統料理の「ハギス」と「モルトウイスキー」を彼の詩を読みながら食す。
きっと、楽しいく、美味しい、一夜なのでしょう。
忘れられないモノ、忘れられない味、忘れてはいけない何か、大切にしなくてはいけませんね。
(三浦)

2007年08月05日(日)

ニューイヤーのクライバー


先日、ショップの倉庫整理をしていますと、しまい込んであったオープン当時デモに使用したレコードの山を見つけました。
その中にお気に入りレコード、89年クライバー指揮によるニューイヤーコンサートのレコードを発見したのです。
CDでは再発なので出ているのですが、レコードで再度聴きたかっただけにちょっと嬉しい出来事でした。
一瞬、整理の手を休め、聴いてしまったほどです。

クライバーはニューイヤーを89年、92年の2回振っているのですが、初登場の89年盤は最高に気に入っています。
当時リアルタイムでTVのライヴ放送を視てその華麗な流れるような指揮ぶりを目の当たりにしてこのカリスマ指揮者に魅了されたのをいまでも思い出します。
いまではナマでクライバーの指揮が視られないのが残念ですが。

以前にも書きましたが、初めて聴いたLINNスピーカーが以前のフラッグシップのKELTIKに触れましたが、このKELTIKで聴いたこのアナログ盤の「こうもり」序曲も忘れられない曲です。
この曲は他のスピーカーでは聴けない、聴けなかった、ティンパニの最低域部を見事なまでに明瞭に描き出してくれたのです。(当時)
あたかもそのままステージ最後列で響かしてくれているかのように。

さて、この曲を現行モデルのスピーカーでいろいろ聴いてみようかと思います。もちろんプレーヤーはLP12 SEです。以前にもまして新しい発見があるかもです。
(花木)
2007年08月04日(土)

スコットランドと北海道


先日LINNの本拠地であるスコットランドの事を調べていたら、面白いことがあったのでここでご紹介です。

以下の表をご覧ください。


          スコットランド    北海道

面積(k?)     78,133       83,452
人口(千人)     5,123       5,683
GDP(億円)    122,104       197,473
人口1人当たり
GDP(千円)     2,380       3,464
失業率(%)      7.6        6.5


スコットランドは、北海道よりも小さいところだったのですね。
意外な事実です。国内総生産では北海道よりはるかに小さく、失業率も7%
後半で、あまり景気の良いところとは思えませんね。
ちなみに人口はイギリス全体の9%程度です。

ここでもう一つ、北海道で有名な企業といえば、皆さんもご存知のお菓子メーカーである「六花亭」。実はこの企業従業員が1300人以上いて、売上高も170億円強もあるのです。
LINNは全世界でもこれだけの売上高は無いはずで、従業員も300名程度と聞いています。
LINNてこんなに小さい企業なのですね。
でも、その製品の品質をはじめ、ものづくりの考え方、技術、サポート体制からは、もっと大きな企業のようなしっかりとした理念を私は感じています。

スコットランドと北海道・六花亭とLINN、何の関係もない単なる比較ですが、ひょんなところから見えてくるもの、ありますよね。

(岬)

2007年08月03日(金)

交換日記


私事ですが、近々引っ越しの予定がありまして少しずつ荷造りを開始。
これがなかなか進まず、思いのほかはかどっておりません。
私、物を捨てられない人らしく出てくる出てくる懐かしの品々。
なんと小学校の頃、授業中に友達と回覧した小さな手紙までも(しかも沢山!!)捨てられず大事にとってありました。
そんな想い出の品々を読み返したり… 進むわけがありません(泣)

そんなこんな想い出の品を物色していると、交換日記が出てきました。
中学生の頃、流行っていたんです。
懐かしさのあまり、3册ほどあったのですが全て読み返してしまいました。
面白いですね。当時のことが鮮明に思い出されるかのごとく事細かに書かれていました。
“楽しいこと”“嬉しかったこと”“辛かったこと”“悲しかったこと”
若かった分ストレートに書かれていた交換日記を読んで、純粋だった?頃の自分を垣間見ました。

そして歳を重ねるごとに感情をストレートに表現しにくくなっていること、相手への思いやり等々かけていっているものが多い自分に気付かされた気がします。

こうやって、また一つまた一つ捨てられないものが増えていくのも良いことなのかもしれませんね。

**ニシ**
2007年08月02日(木)

館神輿


毎年、夏になると楽しみなのが地元のお祭りです。私が生まれたのは茨城県の下館というところで、かつては商業の町として栄えたのですが、今となっては過疎化が進み、人口が少なく、お年寄りの町になってしまいました。そんな悲しい町なのですが、年に一度だけ活気つくのが1895年に作られた「明治大神輿(おおみこし)」、女性たちのための「姫神輿(ひめみこし)」、1992年、新しく作られた「平成神御輿」を担ぐ、27日から30日の四日間で行われる祇園祭です。

※ちなみに明治神輿は1t。(重いです・・・)平成神輿は2t。(・・・かなり重いです・・・)担ぐ御神輿でのこの重さは日本一だそうです。そして姫神輿は下館出身の世界的オペラ歌手の中村三千繪さんが立ち上げたと言われています。

昔から、下館に生まれた子供のことを館っ子と言って、その館っ子ならば御輿を担がなければならないのです。私としては、最初は嫌々だったのですが、何度も参加して御輿を担ぐうちにハマッてしまいました。

心ひとつに皆で担ぐのも楽しいのですが、ハマッてしまいました一番の理由は、憧れるほど美しい御輿に魅了されてたからです。
100年近く使い続けられているにも関らず、古びたと言うよりもその古めかしさまでも輝いていて、いつまでも飽きることなく眺めていられる。

いまでは、大好きというよりも愛おしいと言うべき“御輿”。

あたしはあなたが大好きです。
また来年も“あなたに”逢いに行きます。

是非、皆様も私の愛おしい御輿に逢いに来て下さい。
きっと魅了されるはず…。私の仲間入りですね(笑)

(黒川)

2007年08月01日(水)

シンシン


いよいよ暑くなってきて夏も本番といった感じですが、どうしても夜鳴く蝉の声は蒸し暑さをより一層感じさせるのでイヤなものです。

そういえば東京に来てから聞けなくなった音があるような気がします。
それは「ヒグラシの音とシンシンと降る雪の音」です。

この二つは僕の好きな音のベスト5に入るものです。

ヒグラシの声は、α波が何とかっていう次元のものではなくあの音を聞くと昔懐かしいというか癒される・・・ってα波か。

片田舎にある実家なら、近くで遊んでいると夕方に必ず聞こえてきたものですが、東京(都心部)ではほとんど聞くことがありません。残念なものです。

もう一つのシンシンと降り積もる雪の音。

皆さんにはこの音を理解してもらえるんでしょうか?
風もなくただシンシンと降る雪の音はとても表現しきれませんが・・・

前のブログで「無響室」の話を書かせてもらいましたが、ちょうどそれに似た感覚です。周りの音がどんどん吸収されて静寂が訪れるんです。

きっとその時に感じていた音は自分の吐き出す息の音や心臓の鼓動の音だったと思います。

なので正確には音というか音がないというか、いややっぱり音なのか・・・。

と、とにかく不思議な感覚です。

これから夏休みに地方に帰省や旅行に行かれるみなさん。

自分にとって懐かしい音を見つけに少し時間を割いてみるのもいいのかもしれません。

     東野
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