SOUND CREATE EYES
2006年05月31日(水)

天気が良いので・・・


店内受付のある階、エレベーターが開くと試聴室から漏れ聞こえる音楽と、写真のようにFORIS TVで流れる映画が皆様をお迎えします。
天気や気分によって流す映画を決めています。天気が良いと「ローマの休日」や「旅情」のようなお天気の良さそうな映画をかけたくなりますし、雨が降れば「雨に唄えば」・・・。(単純)


今日の快晴は、何となく「マイフェアレディ」の競馬の場面を思い出しました。(店内にいるとエアコンで冷えているので、どうしても湿度という概念が抜けてしまいます。感じ方の誤差はそこに大きく表れるかもしれませんが、どうかお見逃しください)

音声学者のヒギンズ教授が下町のコックニー訛りで話す花売りのイライザ(オードリー・ヘップバーン)に徹底的に発音の教育をして、その成果を試すのが、この鮮やかな色彩で美しい競馬のシーンだったと思います。
上流階級のご婦人たちに、うっかりコックニー訛りを披露してしまうところが愉快に描かれています。
初めてこの映画を見た時は「美しく愉快な映画」としての印象しかありませんでしたが、先日面白い本に出会い、その中でこの映画に触れられていたこともあり、久々にまた見てみようかなと思いました。


平凡社新書で「不機嫌なメアリーポピンズ〜イギリス小説と映画から読む『階級』 」という著書。新井 潤美さんという方が筆を取られています。
「イギリス」とか「階級」というと、なんとなく堅苦しく感じますが、気楽に読めるのは映画や小説を題材にしているから。
そして何より著者の視点が大変フラットであることが最大の魅力だと思います。
この著者自身、子供の頃からイギリスのアッパーミドルやミドルクラス、アメリカの寄宿舎、日本の学校・・・と、転々とされていたとのこと。

イギリスの古くからある「階級」という概念を、面白おかしく誇張したり「差別」と繋げて糾弾したりせず、丹念な作業で小説や映画を紐解きながら、紹介しているのです。(「紹介」という言葉が果たして適当かどうかはわかりませんが)

原文で読んだり見たりできればさぞ面白いことと思いますが、出来ない私にとっては暗号解読書のようで大変面白い読みものでした。

背景を知ると知らないとでは、楽しみ方も変わってゆきます。
彩りを添えるのは自分自身。そしてとっても良いことは、いつ始めても遅くないということ。
話しが随分脱線しましたが、この店に入って2年を超え、よく思うことです。
(竹腰)

2006年05月28日(日)

パーソナルスタイリングパーソナルスタイリング


今年の初め、白金台にパーソナルスタイリングを重視したセレクトショップ「RROZESTT」(ロゼスト)がオープンしました。
オーダースーツからシューズ・バッグ・小物・ゴルフウェアまで、スタッフの方が本当に良いと思うものだけを集めた素敵なお店です。
こちらのオーナーさんと以前からの知り合いだったこともあり、オープン時にインストールさせていただきました。
システムはLINNのAKURATE212のスピーカーを始め、マルチルームシステムKNEKT。
ブックシェルフ型のAKURATE212は、打ちっぱなしの天井に設置。おそらく日本では初めての試みではないでしょうか。(写真上のほうに見えますでしょうか)
その他、カジュアルゾーン・個室へもKNEKT(マルチルーム配信)しており、お客様を音楽でおもてなし致します。


「RROZESTT」という名前、メソポタミア文明期に生まれたロゼット文様に発想を得たとのこと。ロゼット文様は内側から外側へ向かって放出される力を意味します。
内面から溢れ出る魅力を更に輝かせるための・・・という思いでこの名前を選ばれたのだそうです。

内面から出る魅力・・・僕らもがんばりたいものです。

RROZESTTのホームページはこちら。
http://www.rrozestt.co.jp
(三浦)


2006年05月27日(土)

特注アクセサリー


数年前から当店オリジナル商品として販売している、QUADRASPIREラック専用の特注スパイク(写真下)。ステンレス製で工作精度が高く、音がしまり伸びやかになるというのが特徴でしょうか。
このスパイクが完成するまで、材質や角度、突端のアール処理など、10数種の試作の末、専用スパイク受けとのセットが完成しました。たかがスパイク、されどスパイク。何せラックに載った機材を支えているのは、そのスパイクの先なのですから!


写真上は試作中の、これまた脚です。
今回はLINNの新製品CDプレーヤー、MAJIK CDの脚。
MAJIKシリーズはシャーシ剛性が上がり、そのためか(もちろんそれだけではないでしょうが)低音のグリップ感が増し、音楽に厚みを与えています。
欲張りが多い当店のスタッフ、そんな大きく変化したMAJIKの脚を見て、もしかしてまだ良くなるんじゃないかと可能性を感じました。なぜならシャーシがしっかりしたのに、脚が今まで通り。

とりあえず、作ってみようよと始めてみました。
写真は試作一作目。試作にしてはサイズも思った以上にぴったりで中々の出来。
突起部(写真左下)をMAJIKの本体に取り付け、しっかりネジ止めし脚(写真右端)となる部分を取り付けます。素材はステンレス。スパイク(写真上)も付けられるようにしてあります。

早速試したところ、重心がグーッと下がり、空間再現と彫りの深さが増したような感じです。ただ、中低域に若干抜けが悪く重くなってしまうように感じられるところがあるので、2作目は素材を変更中。

しかしながら、嬉しくて何度も言ってしまいますが、1作目にしては中々の出来。
2作目が心待ちな今日この頃です。
(金野)



2006年05月26日(金)

世代交代


先日お客様が持込まれたバルトークの「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」のCDを聴かせて頂ました。
久しぶりに聴きたくなったのは、以前別のお客様宅で出会って以来よく聴いていたこのソフト。

1993年録音
【マルタ・アルゲリッチ/ネルソン・フレイレ=ピアノ】
【ペーター・ザードロ/エドガー・ガッジース=打楽器】


静寂と緊張から始まるこの美しく激しいソナタは、ピアノが持つあらゆる響きが試されていると言われています。

混沌と調和、単純と複雑、静と動・・

2台のピアノの奥に配置された多数の打楽器、時には打楽器の様に強打されるピアノとアルゲリッチの情感は、大きな抑揚の“うねり”を生み出します。


僕が初めてこのCDを聴いたのは、上にも書いたようにあるお客様のご自宅でのこと。
CDプレーヤーの IKEMI をデモンストレーションさせていただいたときでした。


ともすると、バラバラになってしまいがちな多数の打楽器と、反対に混濁してしまいそうな2台のピアノ。

IKEMI は見事にひとつの音楽にまとめ上げ、複雑な構成を緻密に構築したことを思い出します。

「僕は今までこの \2,000のCDのいったいいくら分聴いていたんだろう」とお客様がもらされたのをよく覚えています。

 
MAJIK CD がこなれてきたので、久しぶりに聴いたアルゲリッチのバルトークは・・

空間が一気に広がり、厚く、深い。

加えて、打楽器の音色の描き分けの明快さ、抜けるような木琴の立ち上がり、空気を揺るがす大太鼓、時には戦い時には寄り添う2台のピアノの起伏ある旋律。


久しぶりに聴くCDで新しい発見や興奮をするのは楽しいものです。

数年前のあのデモンストレーション、お客様の言葉を思い出しました。
(金野)

2006年05月25日(木)

ビニールテープの威力


どこにでも売っているビニールテープ、これがかなり使えます。


色々なお客様のお宅に伺って思うのですが、「大画面のスクリーン」や「TVの音をスピーカーで!」など、皆様せっかくオーディオシステムを導入されたのだからやはり最大限活用されたいはず。そこで厄介なのが、ケーブルです。
スピーカーケーブル、映像ケーブル、インターコネクトケーブル、TVの同軸線・・・挙げていくとキリがないくらいすごいことになってしまいます。
もちろんそれは仕方の無いことであり、整理して配線しますが、それでもやはり限界があります。
音質的に言うと、このケーブルの束状態はかなり悪影響で、特にTVの分配器や同軸ケーブルが近くにあると、ケーブルがアンテナになりノイズを拾ってしまいます。

そんな時に役立つのが、ビニールテープ!
大抵のお宅にはあると思いますが、これを分配器やTVの同軸線のジャックなどに巻くと、ビニールテープがノイズを拾いにくくしてくれます。
音質的にそんなに違うか?違います、違います!ジャラジャラしてた音が静かになり、音が前に出てくるのです。
アース線にも、効果大!
また、ビニールテープを巻いた上からテフロンテープ(電材屋さんで売られている、耐熱性に優れた絶縁テープ:写真左上)をまくとさらに効果が上がります。
ただ、テフロンテープをスピーカーケーブルなどに巻く場合はご注意。巻きすぎると、抜けが悪くなり音がつまった感じになってしまうことがあります。店頭では、ケーブルの端子部(マイナス側のみ)に、ビニールテープの上から一巻きくらいが目安で巻いています。
簡単に試せるので、皆様も是非実験してみてください!
(石井)
2006年05月24日(水)

先日のTケーブルの件で・・・


先日、何日か前の掲示板でTケーブルを裂いたら音の抜けがよくなったと書きました。ひとつ注意事項がありました。


まずはTケーブルを裂くことのメリット・デメリットについて。
Tケーブルはアース線を挟んで、L−ch、R−chの3本が一体になったものです。これを裂くことでのメリットはというと、LとRが離れることで、互いのケーブルからの音漏れによるノイズを避けることができます。
(もちろん、とても微小なノイズですが、オーディオにとってはこの微小なノイズの積み重ねが大変重要になって参ります)
デメリットとしては、L、Rにのろうとするノイズがアース線を挟んでいることでアースに落ちてくれていたところ、3本を切り離してしまったことで、ノイズがかえってのりやすくなってしまうということ。

以上の点から考えて、オーディオ機器の置かれる環境というのは大変重要です。
ノイズを出しやすい機器をお使いの場合や、デジタル機器がそばにある環境でお使いの時は、切り離したケーブルがアンテナとなり、ノイズを拾いやすくなるため、S/N(シグナル・ノイズ)が悪くなることがあります。

このお宅でのシステムはほとんどがLINN製品、また左端にLP12を置き中央にプリアンプ、右端にCDプレーヤーを置かれています。(写真矢印)CDプレーヤーとアナログプレーヤーがこのくらい離れていれば全く問題ありません。


環境が整っている中で、もし抜けが悪いとお悩みであれば、切り離すと左右のチャンネルセパレーションが良くなり、サウンドステージが広がるなど、先日掲示板でレポートしたようなことがあります。
また、もう一つ注意点があります。
切り離したものは、一緒に束ねたりしないこと。なるべくプラーンと離して垂らしておくことをお薦めします。

もし、ご自宅のシステムでご不明な場合はお気軽にご質問くださいませ!
(三浦)
2006年05月21日(日)

KOMRIイベントレポート


昨日20日、当店でLINNのフラッグシップ機のスピーカー、KOMRIのイベントを行いました。
LINN JAPANのスタッフによる、KOMRIの成り立ちについて聞いていただいた後、様々なCDをメカニズムの説明を織り交ぜながら聴いていただきました。
普段は広いと思っていた試聴室も、7名のお客様が入るといっぱいになってしまいます。ご参加頂いた皆様、狭い中2時間という長い時間にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
さて、一昨日遅くまでセッティングをつめたその成果は・・・?
私が入室した時は、LINN JAPANスタッフより、「少しキツメの録音ですが、どう鳴るでしょう」と紹介があり、MOZARTのヴァイオリンソナタK301の古楽器演奏をかけていました。
なんと表現したらよいでしょうか?鼻のあたま、鼻腔でしょうか?鼻骨というのでしょうか?響きを感じて鼻の骨の部分がツーンとビビるような感覚を覚えました。(仲間のスタッフに話しましたら「よくないってこと?」と言われましたが、逆です、逆!とってもよかったのです)
お客様の声としては、「10年後に欲しい」「目標が出来た」「こんな世界があるのですね」というようなコメントを頂きました。KOMRIも皆様の期待に応えて力を発揮してくれたのかもしれません。
かけた音楽は、他にカエターノ・ヴェローソや、アーロン・ネヴィルとリンダ・ロンシュタットのデュエット、ベートーヴェン交響曲7番をカルロス・クライバーの指揮で、など。様々な音楽を奏でました。
また、こんなイベント・・・というご意見・ご要望、お待ちしております。
(竹腰)
2006年05月20日(土)

暑い日は・・・


今日は暑かったですね!こんな日はイタリアの大聖堂を思い出します。
昔、仕事でよくイタリアに行っておりました。仕事の合間に、レストランで脂肪を蓄え、買い物に駆け巡り・・・と始終動き回っておりましたが、その次によく出かけたのが大聖堂ではなかったでしょうか。
特に信仰があるというわけではありませんが、夏の暑い日に涼をとりに、風の冷たい日に一息つきにフラッと、また雨宿りに・・・立ち寄ることしばしばでした。
大聖堂はいつも同じ、ちょうどいい温度で迎えてくれます。冷えすぎたデパートとは全然違う、自然な気温、でも外気からは守ってくれる安心できる場所。
おそらく、昔の人々も同じように感じてたのではないかしら。そう考えると、時代や場所は変われど大なり小なり悩みは似たようなものだったのかもしれません。誰しも「幸せ」を願う気持ちは同じなのではないでしょうか。この柱や床は、どんな人がどんな思いで歩いたのか、寄りかかったのかしら。なんて考えながら、タイムスリップしてぼーっと過ごしているうち、自分の悩みなんて大したことないと気持ちがスッキリするのです。
今日の暑さは、そんな大聖堂の涼しさを思い出させる1日でした。
写真は夜のフィレンツェのドゥオモ、大聖堂です
(竹腰)
2006年05月19日(金)

試作スピーカーベースの出来!?


この場で「試作スピーカーベース」のことを書いてから、随分時間がたってしまいましたが、今日は経過報告です。

まずは構造から。
シナ合板で作った木枠の中に砂を入れ、その上にまたシナ合板で蓋をするというような単純な構造です。
また、シナの板には補強のため、アルミの板を取り付けています。(アルミは少し弱かったため、ステンレスに変更予定)
シナ合板を使った理由としては、音の響きが素直だから。

お店では、LINNのARTIKULAT350Aを置いて実験中。
皆様ご存知の通り、350Aは左右あわせて12発のチャクラアンプを搭載したアクティブ式スピーカー。まさしく12発の大型エンジンのあるジェット機のようなもの。
ジェット機も土台がしっかりしていなければ飛べないように、350Aも土台がしっかりしなければ音が揃いません。つまり、いい音といえません。

そこで、このベースの役割ですが、砂でフローティングして振動を逃がしてくれるのです。
結果、音が抜け前に出て、音圧があがりました。スピーカーだけでなく、QUADRAのラックの下にも置きましたが効果絶大!もともと、ARTIKULATの低音があまりにも出るので、ベースを作ろうというのがきっかけでしたが、試作1回目にしては我ながら中々の効果で、ちょっと嬉しい・・・。
今は途中経過。砂が落ち着いてきたので別のものを入れてみたりまだまだ試し中です。是非一度聴いてみてください。


余談ですが、昨日LINNのKOMRIをKLIMAX SOLO2ペアで鳴らしているお宅に、更にもう2ペアの納品に伺い、KOMRIのクワトロアンプ(?)の音を聴きました。・・・なんと言ったらよいか言葉になりません。
明日は、店頭でKOMRIバイアンプのイベントが行われますが、あの素晴らしさに少しでも近づける音を作りたいと思っています。
今日は帰れるかな・・・。
(石井)
2006年05月18日(木)

音の変化に驚き!


先日、お客様宅にLINNのアナログプレーヤーLP12のカートリッジAKIVAの取り付けにお伺いしました。
カートリッジ取り付け後、JACINTHAを聴きながら、針圧・バランス調整をしましたが、奥行き感・音の抜けが今一歩・・・。
もともとT様はLP12にLINTO2台をモノラル使いにされているので、解像度はとても高いはず。最近お引越しされたばかりなので、お部屋の環境も影響しているのか・・・。
調整をする内、店頭でのデモンストレーションを思い出しました。音の抜けがイマイチだった時に、LP12のアナログケーブル(Tケーブル)を全て割いてしまったことがあります。早速お客様の了解を得て、アナログケーブルを割いてみました。
JACINTHAの喉の奥にあった曇りがスッと消えて、声が口先でなくお腹の底から出しているのが感じられます。立体的になったと言うのでしょうか。奥行き感もみるみる出てまいりました。
T様も「今、何やったの!?」と、ご説明したにもかかわらず驚きの声!しばらく曲を聴きこんでいらっしゃいました。
再度ご説明したところ、「たったそれだけで・・・」と漏らした一言。オーディオは「たったそれだけで」驚くほどの変化がありますから面白いですね。
追伸 LINNのモノラルアンプKLIMAX SOLOのデモンストレーションもさせていただきました。レポートはまた次回!
(三浦)
2006年05月17日(水)

MAJIK


開店当初からLINNを扱っている僕らとしては、「LINN」で「MAJIK」と聞くと、旧モデルのプリメインアンプ「MAJIK」を思い出します。
旧MAJIKは、LPジャケットサイズが何ともいえない魅力だった「LKシリーズ」のコンセプトが詰った、象徴とも言うべきアンプ。
今考えると、回路設計などのことから見ても、旧MAJIKはLINNのアンプ設計のターニングポイントだったのではないかと思います。そんな旧MAJIKも、昨年惜しまれつつも生産終了しました。
なので「MAJIK」と聞くと、否応無しに期待が膨らみます。増してや、ユニバーサル全盛の中でCD単機能で出してくるところ、絶大なる自信があるとしか思えません。頑固なスコットランド人気質も垣間見るようです。
さて新生MAJIKの出来栄えは・・・???


旧MAJIK、当初「MAJIK-I」という名で登場しました。それまで、「KLOUT」や「KARIK」など、普段耳慣れないような名を使っていたLINNが、子供でも知っている「マジック」という名で製品を出したことは、随分意外に思ったことを覚えています。試聴して納得しました。隣で聴いていたスタッフの顔を見てわかったといったほうがいいかもしれません。
マジックを見て驚いた時の目を想像してください。


それから13年。新生MAJIKは、またLINNの大きなターニングポイントとなるでしょう。
スコットランド人の「にやっ」と笑った顔が見える気がします。
(金野)
2006年05月14日(日)

TRIGON×LINN


LINN製品を多く取り扱う当店ですが、スタッフの間での音の好みは様々です。
少し前になりますが、LINNのEXOTIK(プリアンプ)・C2200(パワー)とTRIGONのTRV100(プリ)・TRE50BA(パワー)、の4つを使って、聴き比べをしました。

TRIGONの、このプリ・パワーが出た当初は私は入門編というところでしたので、華やかさが無いような気がして印象が薄く、そのままのイメージを持ったままやり過ごしていました。反対にEXOTIKは厚みがあってエモーショナルな好みの音・・・という印象。

この日試したことは、
EXOTIK+C2200、
EXOTIK+TRE50BA、
TRV100+TRE50BA、
TRV100+C2200
の4つの組み合わせでの比較。
スタッフ間の意見はやはりバラバラ。確かにどの組み合わせも良いのですが、私がベストマッチングに選んだのは・・・、意外にもTRV100とC2200の組み合わせ。渋みと厚みがあって、情緒深く、聴かせるんです。
上段でエモーショナルな音が好みと書きました。躍動感に溢れるような音を想像しますが、この組み合わせは違った意味でエモーショナル。BILL EVANCEのピアノが余韻を残して、この人の影の部分を垣間見るような気分にさせます。
ちなみに個人的には、この中でのことを言うならば一番しっくりこなかったのは意外や意外、EXOTIKとC2200の組み合わせ。もちろん、これは組み合わせたスピーカーやプレーヤーにもよりますし、それぞれ好みが違うので一概には言えません。ただ、同じシリーズや同メーカーで合わせるのがベストマッチングに思っていた私としては、別のメーカーを掛け合わせて自分の好みの音を探す楽しさを知りました。
「泥沼だ・・・」と言いながら嬉しそうなお客様の心中、お察しいたします。
(竹腰)


2006年05月12日(金)

コンサート


休み中、コンサートへ行って参りました。浜離宮朝日ホールにて公演の、金聖響さん指揮ベートーヴェン「英雄」。
コンサートへ足を運ぶようになったのは、今年に入ってから。学生時代の課外授業の一環で出かけたり、父に誘われて接待半分出かけたり(父と娘とは兎角そんな関係だと思います)で、自主的に出向くようになったのは初めてのことです。
クラシックもJAZZもどちらかというと古めのものを好む傾向にある自分にとって、生意気にも「コンサートに出かけるよりオーディオで名演奏を聴こう」と思っていた昨年でした。(無知は怖いです)
正直言うと、「英雄」はよくわかりませんでした。3楽章と4楽章のあたまが何となく好きだな、と思ったくらいでした。
人々がいいと思うものがよくわからないのが心配な初心者は、友人に「良く分からなかった」とこっそり聞いてみたところ、「初めはそのくらいがいい。後で意外と好きになったりするから」と言われ、ホッとしてこの掲示板を書いている次第です。
それでも、やはりコンサートはいいですね。当たり前のことかもしれませんが、オーディオはオーディオの楽しさが、コンサートはコンサートの喜びがあります。
コンサートで毎回感じるのは、始まる前の一瞬の「間」。その会場全体の一体感は観客・演奏者の区別なしの一体感に思えてなりません。皆指揮者の初めの一振りを「待っている」。
時々歌舞伎を観に出かけます。人気の演目で「名せりふ」を言う前に役者が「ため」ると、観客が「待ってました!」と掛け声をかけますが、演奏の始まる前の一瞬は、その「ため」とどこか似ている部分もあります。
会場全体がグググっと引き寄せられる引力のようなものを、オーディオで表現できたらと思います。
(竹腰)
2006年05月11日(木)

お客様より「技」の伝授!


GW中、以前よりお付き合いいただいているS様がご来店。
S様は、昨年LINNのアナログプレーヤーLP12を導入されてからというもの、それまでも楽しんでいらしたアナログ熱に拍車がかかり、休日のたびに「中古レコード狩」に出かけられている模様。
中古レコードと言えば、気になるのが汚れやパチパチノイズ。S様、レコードクリーニング術をマスターされたとのこと。
早速教えていただきました。
用意するものは、?万能クリーナーの「フォーサイト」(「ココマジック」という商品名のものもあり。)?ハイテククロス「トレシー家中キレイ」?アルカリイオン水

汚れの目立つ盤は、「フォーサイト」をハイテククロスに含ませ、盤の内周から円を描くように外周に向かって拭きます。
その後、アルカリイオン水をやはりハイテククロスに含ませ、また内周から外周へ。
ポイントは「アルカリイオン水」。「普通の水とは雲泥の差!」とは、S様の言葉。
店頭で使用していた中古購入のレコードJEFF BECK「BLOW BY BLOW」で恐る恐る試してみました。ノイズ感が減り、音が伸び、抜けが良くなりました。
クリーニング後、初回のトレース時にはホコリが針先にたまりますが、2回目からは皆無。
レコードクリーニングには諸説がありますので、全ての盤に効くと言い切ることは出来ませんが、手軽に音質向上できる方法として楽しめます。
S様、日々の研究成果教えていただきありがとうございました。
(金野)
2006年05月07日(日)

(勝手に)今日の1番!


初心者の竹腰です。(いつまで初心者で通るか若干の不安は否めません。)
本日、当店6Fの試聴室、LINNのAKURATE242のセッティングをつめていました。
6Fの試聴室は部屋中央に椅子が置かれ、180度椅子を回転させれば、前も後ろも聴けるようにセッティングされています。
今週は後ろ側にAKURATE242を置いていましたが、あともう一歩のところがなんとなくすっきり出ません。
吸音材の場所に試行錯誤したり、壁にフェルトを貼ってみたり、今まで教えてもらったあらゆることをやってみました。
ちょっとずつよくなるけれどスカーンといかない・・・。
ベルリオーズの幻想、第4楽章「断頭台への行進」でセッティングしていたので、始めの太鼓の部分にもだいぶ飽き飽きしてきた頃、スタッフが「これ貼ってみたら?」と人工スエードを持ってきてくれました。
「これどこに貼るの?」「ここがないてるからさぁ...」と貼ったら・・・激変です!!!
貼った場所は、写真右方向にソファがあるのが見えますでしょうか。このソファ、木とファブリックでできているので、吸音と拡散とできてとっても良いのですが、肘掛になっている部分の真裏(写真:矢印で指した逆L字部分)、ここがメチャクチャ音がはねていたのです。
ここに幅15cmくらいの人工スエードを手前から奥に貼りましたら!!!写真で音がお聞かせできないのが残念です。
第4楽章のアプローチの部分、トランペットの後方の太鼓の音が静けさの中で細かく鳴り、緊張感が走り、1番初めの「ダーン!!!」というティンパニーが、期待以上に響いて思わず笑ってしまいました。
すごい変わりよう!ルームアコースティックってすごいですね!!!
驚きのあまり言葉が滅茶苦茶です。今度は日本語をもう少し勉強してこようと思います。
追伸 クリエイトは明日から3日間お休みを頂きます。次にお会いできるのは木曜になりますが、皆様どうぞごきげんよう!
(竹腰)
2006年05月06日(土)

オーディオボード


先日のSOUND MECHANICSのオーディオボードについて、もう少し詳しく・・・。
もともとオーディオボードは、「ボードの上に置かれたものに周囲の振動を伝えない&それ自身の振動も伝えない。」という役割があります。
オーディオを楽しむにあたり、常に付いてまわるのが「ノイズとの戦い」。ノイズは、「振動」からも起こるし、電源周りや「アース」などどこにでも発生します。しかし逆に考えれば、どこにでもあるということは、敵を知り一つ一つ潰していけば、その度音がよくなるということ!楽しいですね、オーディオって。
ちょっと脱線しましたが、今までのオーディオボードは「ノイズ」を「遮断」するのがほとんど。SOUND MECHANICSの取っている方法は、「ノイズ」を「吸収」し「熱に変換」して「発散」するという画期的なもの。
何が優れているかと言うと、「遮断」の場合重さや堅さで振動を伝えない状態にするのですが、それでも振動を完璧に遮断することは難しい。しかしながら、このボードの場合、遮断だけでなく11層で出来た層のそれぞれで吸収や拡散、インシュレーターなど様々な役割を持ち、完璧にノイズを熱に変えて発散してしまうのです。
また、もう一つの特徴は横についているアンテナ部。このアンテナが周囲のノイズを吸収し、これもまた熱変換してしまうのです。それで部屋に置くだけで静かになるんですね。
更なる効果を期待するには、このアンテナとアンプやプレーヤーを付属のアース線でつなぐやり方。例えばプリアンプに集めたアースをこのアンテナに落としても、擬似的にアースを落とした状況に出来るのです。
また、ボードの真後ろにアースを完全に除去するための「アース端子」が付いていて思わずここに繋げたくなりますが、これはあくまでもアース環境が整った場所で発揮する部分。日本のアース環境の悪い状況では返ってよくない場合があるので注意です。
また、アンテナ部もつないだほうがいい場合とよくない場合もあるので試してみなければなりません。
物理的に分かっても、やってみないとどうなるかわからないことが沢山あるのがおもしろいところ。どんどん色々なことを試して、皆さんにお知らせできたらと思っています。是非ご一緒に!
(写真はオーディオボードの後方部。手前のシルバー色の長方形がアンテナ部。右端に見える中央の端子がアース端子)
(金野)

2006年05月05日(金)

ゴールデンウィーク


ゴールデンウィーク中に、街のあちこちで様々なイベントが催されています。
皆様はどんなイベントにお出かけですか。
東京国際フォーラムで「熱狂の日」を開催中です。今年はモーツァルトの生誕250周年もあり、公演内容はモーツァルトとモーツァルトに関係する人達の曲目を朝から晩まで国際フォーラムの各部屋で公演しているとのこと。
チケットも破格値の1500円から。
しかし何といっても、この演奏会の特徴は、お子様入場可能というところでしょう。
昨年のこの国際フォーラムのイベントの模様をニュースで見ましたが、子供たちの真剣なまなざしと言ったら!
聴き終わった後にインタビューされた子供たちは、皆興奮気味で口々に「すごかった!」。ベートーベンの「運命」を聴いた子は「ジャジャジャーンが迫力!」と言い、ある子は指揮者さながら架空の楽団に向けて指揮を振る。
音楽は大人だけのものでなく、玄人だけのものでもなく、全ての人のものだと感じたひとコマでした。
(竹腰)
2006年05月03日(水)

試作スピーカーベース


試作のスピーカーベースが出来上がり、本日届きました。今まで色々と作ってきましたが、今回は木材とアルミと砂を使用しています。早速実験しています。結果や仕様は近日写真付きでアップいたします。乞うご期待!(石井)
2006年05月02日(火)

適材適所


「部屋に置くだけで音が静かになります」などと言われると、聴く前から疑ってしまいます。
オーディオボードは、一般的に機材をのせて使うものですからね。
今日はSOUND MECHANICSのオーディオボードのお話です。
ちなみに上の話は本当に静かになったように感じられたけれど、どうなんでしょう。メーカー側の話では3dB下がるとのこと。
いずれにしろ「効果あり」となると、なんでもかんでもなるべくたくさん使ってみます。特にアクセサリー類は一気に「流行」してフロア中が埋め尽くされます。
大切なのはその後で、使いすぎたアクセサリーを適所だけ残して取り除いてゆく、その作業が意外と難しい。聴きすぎて分からなくなることも時々あります。
SOUND MECHANICSも例に漏れず、一時はプレーヤーからプリ・パワー、スピーカーまで全ての機材をのせたこともありました。
使いすぎはよくないことを知り、今は適材適所、ワンポイント・ツーポイントで使用中。
その中でも特に威力を発揮するのがLINNのアナログプレーヤーLP12との組み合わせ。(写真)
Joe Sample「Rainbow seeker」を大音量で聴いてみましょう。
上手でクールなプレイと思い込んでいた“there are many stops along the way”が、分厚く、タイトにグルーブしているではありませんか!
今まで、LP12に様々なボードなど試してみましたが、LP12があまりにベストバランスに出来ているためか、ボードなどを使ってよかった試しがありませんでした。
しかし、これはベストマッチング!LP12の良さをより引き出してくれます。
LP12のスーパートランポリンと言っても過言ではないでしょう。
褒めすぎでしょうか。では、ここで少しネガティブな点を申し上げておくと、顔があまりよろしくない・・・。
サウンドクリエイトオリジナル、作りましょうね。「こんなの欲しい」ご意見、教えてください。
(金野)


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